2012年10月4日付け Frankfurter Rundschau の論

  説抜粋

 

・ 60年代に開発し、70年代に稼動し始めた原発はエアバッグ、電子安定制御、排気ガス浄化装置、ハロゲン・ヘッドライト、バックカメラ、窓の自動開閉装置が付いていない40年前の自動車のようなもので、現在の認可水準から見れば不合格にならざるをえない。

・ ストレステストで明らかになった欠陥を修復するには原発一基当たり三千万~二億ユーロが、EU 内132基の原発では250億ユーロが必要である。しかしほとんどの電力会社はこの出費を先延ばしにしようとしている。

・ 多くの原発で大なり小なり安全性に問題があった。テロ組織からの攻撃やサイバー攻撃には何の調査もしていない。EU 内の幾つかの国は、EU 本部から赴いた核の専門家に原発を見せたがらなかったし、データ提示も拒否している。今回は「軽度のストレステスト」に過ぎないにもかかわらず多くの欠陥 が明らかになっている。厳格な基準でテストが行われていたら、古い原発の多くが不適格と判断されていたであろう。

・ EU のエネルギー委員(ドイツのCDU 所属の政治家)はストレステストの報告を受けて「安全性を高める、停止はしない」方針を明らかにしたが、これは誤っている。原子力ルネッサンスは色あせた夢だ。

・ 脱原発はドイツだけの方針ではない。ベルギーとスイスは2025年を限りに原発に依存しない方針である。イタリアでの原発再開プランは頓挫している。ポー ランドの再開プランも大きな反対運動に直面している。フィンランドとフランスで建設中の原発では次々に問題が起こっており、建設費は計画の二倍にもかさん でいる。 

・ 古い原発の操業停止はそれぞれの国民の決めることではあるが、その方向性を先取りして考える勇気をドイツのEU委員は持つべきである。

・ 事故が起こったら電力会社が賠償義務を持つのは妥当であるが、出来るだけ速やかに事故の危険性をなくすことの方が肝要である。

 

☆ オリジナル記事は http://www.fr-online.de/meinung/leitartikel-zum-atomausstieg-blaupause-fuer-den-ausstieg,1472602,20170128.html  


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