紹介文  

 ドイツに「反核アクチュアル」という雑誌があります。                                          http://www.anti-atom-aktuell.de/ で読めます。

 その2013年4月上旬のぺージに「ウラン鉱反対ネットワーク」の記事がありました。 それは

uranium-network.org  で読めます。

 そのネットワークが、世界の各地で行われているウラン採掘やウランが人間と自然に与える

影響の調査、および世界各地での反ウラン運動を広く紹介するために「ウラン鉱に関する最新

レポート」を季刊で発行することになり、その第1号が最近発行されました。それは

http://www.anti-atom-aktuell.de/aktuelles/texte/u-n-org-Rundbrief-dt-Nr-1-2013-April.pdf

で読めます。

 それを訳してみました。

     I ウラン鉱アクチュル

         1 低下するウラン価格

         2 マリにおけるウランをめぐる利害関係

      3 マラヴィとナミビアのウラン会社での解雇

      4 タンザニアでの試掘後の健康問題

     5 批判の効果:合州国におけるウラン採掘の汚染問題への厳しい規制

     6 成功例:オーストラリアにおける国立公園内ウラン鉱の場合

        7 インド:ウラン映画フェスティヴァル  

   II 私たちの活動

        1 中央タンザニアでの CESOPE

     2 南部タンザニアでの昨年12月の抗議運動

     3 ドイツ:教会会議への専門家の説明会

    4 中央タンザニアでのウラン鉱での迫り来る危険性をテーマにした映画

    5 協力依頼                                                                   

         6 詳細を知りたい方へ:連絡先など

+ + + + + + + + + ++ + + + + + + + + ++ + + + + + + + + ++ + + +

  最新ニュース

アンソニー・リアムンダ氏の故郷である中央タンザニアのバーヒ地方で20131月以降深刻

な健康被害が発生し、その説明と支援を訴えている人々は迫害されています。

  雨季になり水田で働く人の手や足、さらには目に被害が出ており、汚染された水が原因と推測されている。

 この健康被害は、2012年11月、12月にウラン鉱床の調査のボーリングは始まった地区に集中していて、

ボーリングと密接に関係していると見られているが、今までに確認なされてはいない。ボーリング機に使用

している油脂が有害化学物質を含んでおり、詳しくない人が操作していた可能性がある。地域の当局は問

題の存在、原因追及、支援を拒否している。

 この問題を追及しているリアムンダ氏は、裏で特定の利益集団が糸を引いている迫害を受け、マークされ、           直接的な脅迫を受け、彼と親しい警察関係者は、警察はもはや彼の安全は保障し得ない、武器を持ってい            たほうがよい、と伝えてきた。水質汚染の調査はなされていない。当局は調査する意志さえない。それによっ           てウラン鉱建設が危うくなることを恐れてである。

 調査に従事している人も、ボーリング作業時の化学物質やホコリやドロによってひきおこされる健康問題              を憂慮している。保護設備が不十分なのは明らかである。健康被害についてははさまざまに記録されてお              り、その様子はすでにタンザニアのテレビや新聞で報道されている。

 リアムンダ氏はいまドイツにいて、人々にタンザニアの実情を訴えている。

+ + + + + + + + + ++ + + + + + + + + ++ + + + + + + + + ++ + + +                                                             

I ウラン鉱アクチュアル 

1 低下するウラン価格   

 12年7月末までは上がり続けていたウランの価格はフクシマでの原発事故を契機にして下がる傾向にある。         ドイツのように核エネルギーから撤退する国があるからである。現在の価格では計画中のウラン鉱は採算が            取れない。いくつかの会社では計画を中止した。逆に建設を開始した大型プロジェクトもある。中国の動向に            よっては価格が上昇すると判断しているようである。

 カナダ北部のシガー湖に鉱山を持つ Cameco 社、2015年から(ナイジェリアの)イモラーレンでのウラン鉱            を計画しているフランスの Areva 社、いままで高収益を上げてきた「Ranger 3 Deeps」鉱を持つオーストラ            リアの Rio Tinto 社である。

 現下でのウランの価格上昇が見込まれないわけではない。カザフスタンでの暴風により鉱山への送電に              支障が起こり、再開にまでは相当の時間がかかりそうなのである。マリでの紛争によりナイジェリアで操業            している Areva 社は保安上の理由から鉱山を閉山し、イモラーレンのためのプランニングを中断せざるを              得ないかもしれない。ウラン抽出が減少し、それによって価格は上昇するかもしれない。計画中の、または             現在創業中止となっているプロジェクトが早急に生産に入れないようであれば、ウラン不足は簡単には解             決されないであろうから、この事態は深刻となるかもしれない。

2 マリにおけるウランをめぐる利害関係

  フランスはマリでのウラン鉱脈に関心を持っているという意見はますます強くなっており、マリでの軍事行             動はその理由によると多くの人が見ている。これは確認されたわけではない。逆にアメリカが、今までほとん           ど知られていないマリの原油に重大な関心を持っているとも言われている。

3 マラヴィとナミビアのウラン会社での解雇   

 ウランの関連会社にしても、他の大きな会社にしても、自分たちの企業は長期的にふさわしい雇用機会を             提供している、と主張してきた。しかし、マラヴィとナミビアではウラン会社での解雇が続いている。オースト            ラリアに本社を持つパラディン エネルギー社の子会社であるアフリカ パラディン社は1月末に経費削減を理             由に110名の雇用者を解雇した。マラヴィの国がこの会社の株の15%を持っているのだが、外国人の従業             員は今までの優遇を少しも削減されてはいないそうである。ウラン価格の低下を理由としてイギリスとオース            トラリアの合弁会社 Rio Tinto は従業員の17%、276人を解雇しようとしている。抗議行動の結果、同社は             給与の追加と宿舎調整をしようとしている。

4 タンザニアでの試掘後の健康問題

 中央タンザニアで昨年ウラン鉱脈調査の試掘が行われた。調査地域近くの耕地に住む農民に皮膚と目の            障害が多量に起こった。当局からの協力がなく、障害の原因は不明である。ボーリングと障害の関係は証             明されたわけではないが、二つの出来事の地域が重なっていることによって、因果関係が指摘されている。            この地域での調査に関係しているのはオーストラリアのマントラ資源社、タンザニア タンゾーズ社、カナダの            国際金鉱社、アメリカ合州国二本拠地を置く特殊ボーリングの会社ダイネ ドリル社である。

5 批判の効果:合州国におけるウラン採掘の汚染問題への厳しい規制

 国としてはウラン鉱の問題性について認識しつつある。その一例が今年2月にアメリカ合州国で見られた。            合州国の環境保護団体「自然資源保護会議 (NRDC)」がさまざまな省との交渉でその主張が認められたの            である。NRDC は昨年、ウラン採掘に関する取り決めなどによって引き起こされている問題についての報告              書を作成し、いくつかの提言を関連する部局へ行っていたのである。今になって当局が比較的厳しい処理              規定を実行しようとし始めたと言うことは批判し続け、圧力をかけ続けることに効果があるということを示して             いる。もちろんであるが、ウランの入手方法を長い間 No Problem! で片付けてきたことに疑問を持っている             のは合州国だけではない。

6 成功例:オーストラリアにおける国立公園内ウラン鉱の場合

 今月のことであるが、オーストラリアの国会はウラン鉱脈が集中している小さな地域であるコオンガラをカ             クダ国立公園に編入する決定をした。1979年に国立公園になったときに、将来に得られるかもしれない利益            を見越して国立公園に含まれなかった場所である。フランスの Areva コンツェルンが採掘権を得ていたのだ             が、以前からの土地所有者の強い抵抗があり、採掘は手付かずだったのである。これによって将来にわたっ            てコオンガラでのウラン採掘の可能性はなくなったのであるから、国立公園編入は間違いなく勝利である。

7 インド:ウラン映画フェスティヴァル

 もともとブラジルで始まった「旅するウラン映画祭」が2013年1月4日から12日にわたって10のインドの各              都市で40作品以上を上映した。5,000人以上の観客が見に来たし、メディアも大きく取り上げた。「旅する              ウラン映画祭」は2012年10月にベルリンで上映されていた。リオ デ ジャネイロでは5月16日から10日間              にわたって第三回国際ウラン映画祭は開催される。

 

II 私たちの活動   

1. 中央タンザニアでの CESOPE の活動  

  タンザニアにおける私たちのパートナーの一つが2009年創設の非政府組織 CESOPE (Civil Education               is the Solution to Poverty and Environmental Management)である。この団体は反ウラン鉱の運動を               超えて、民主主義と持続的発展の運動の拡大に努力している。人間はより深く民主主義を理解すれば、               人間は自分自身の生活の置かれた状況に積極的に関与するようになる、これがこの団体の理念である。               既にいくつかの村では住民の平和的圧力によって腐敗した役人が交代させらてている。バーデン・ヴュッ               テンベルク発展協力隊の支援を受けて、農村の自然機能保持のための植林のプロジェクトが新しく発足                している。CESOPE の当面の活動は(I-4 で述べた)ボーリング後の健康問題の追及である。村々での実                態調査、原因調査、説明会開催を行うとともに、病人の治療にも努力している。啓蒙活動も行い、この運                動を妨害している利益集団や当局ともつばぜり合いを繰り返している。

2. 南部タンザニアでの昨年12月の抗議運動 

 私たちのグループの二人のメンバーが2012年11月から12月にわたってタンザニアを訪問した。.そこで新            たな市民運動を知った。TMMTF (Tanzania Mineral Mining Trust Fund)、(小作農民同盟の)MVIWATA、                     CARITAS などである。それらと CESOPE は協力してウラン鉱反対国民同盟(NaCUM; National Coalition                  against Uranium Mining) を結成した。タンザニア南部のこれらの新しい運動には専門家も経済的基盤も             乏しいのが実情である。人的、経済的支援が求められている。支援いただける方は                                       urannkouhanntai-mail@uranium-network.org にお尋ねください( urannkouhanntai- は削除してメール            してください)。

3. ドイツ:教会会議への専門家の説明会 

 2013年5月1日から5日間にわたってハンブルクでプロテスタント教会会議が開かれるのであるが、その場              で私たちは展示会を行う。特にタンザニアに焦点を当ててウラン鉱のもたらす問題やその影響を明らかにする。

 CESOPE の代表であるアンソニー・リアムンダ氏は5月9日までドイツに滞在してタンザニアにおけるウラン              調査が自然と住民に与えて問題について広く訴えることにしている。

 5月中旬から6月中旬までコンゴ民主共和国からゴールデン・ミサビーコ氏がドイツを訪問する。カタンガの              人権保護アフリカ組織カタンガ ASADHO が2009年にミサビーコ氏の下でシンコローヴェでの非合法のウラン              鉱についての報告書を出版した。彼は拘留されたのだが、大幅な国際的な支援で釈放され、以後南アフリカ             に滞在している。

 リアムンダ氏とミサビーコ氏の講演会などについてくわしく知りたい方は                                           urannkouhanntai-mail@uranium-network.org にお尋ねくださいさい( urannkouhanntai- は削除してメール             してください)。

4. 中央タンザニアでのウラン鉱での迫り来る危険性をテーマにした映画

 映画作家マルセル・コルヴェンバックは協力者とともにバーヒ地方をカメラを持って訪問し、CESOPE 代表であ            るアンソニー・リアムンダ氏の活動を追った。それは自然そのものの風景と、そこに生きる人々が、タンザニア政           府が計画し、将来は原子力として使用されることになるウラン開発によって危機に直面している報告である。            90分のドキュメント作品「アトミック・アフリカ」の一部は6月6日に WDR で放映される予定である。

5 協力依頼  

 人権擁護運動や環境保持の仕事はお金がかかります。多くの人々が生存条件すれすれ、またはそれ以下で          生活しながらもそれらの運動に積極的に活動している国々では、特に経済的支援が必要である。私たちがウラ          ン鉱反対運動をしている市民運動を支援しているタンザニアや他の国々にあっては経済的支援が不可欠なの          である。

 タンザニアの状況は住民の健康障害や運動への迫害など費用がかさんでいるのではあるが、支援団体から            の額だけでは不十分である。次の銀行口座をご利用いただきましてご支援いただきますと助かります。

  口座名:Menschenrechte 3000 e.V.                                                      銀行名:Volksbank Freiburg                                                          銀行番号: 680 900 00                                                             口座番号:21 33 57 03                                                             振込み目的:Widerstand gegen Uranbergbau

6 詳細を知りたい方へ:連絡先など

 www.uranium-network.org には英語またはフランス語で詳しい情報を掲載しています。                     ご覧ください。  

 ウラン鉱に関する情報をメールでも配信しています。urannkouhanntai-mail@uranium-network.org にお尋ね         ください( urannkouhanntai- は削除してメールしてください)。


Kostenlose Homepage von Beepworld
 
Verantwortlich für den Inhalt dieser Seite ist ausschließlich der
Autor dieser Homepage, kontaktierbar über dieses Formular!